特集 呼吸器領域の抗菌薬の使い方 - 最新エビデンスから導く基本と応用
呼吸器領域における抗菌薬の使い方 βラクタム系薬 ペニシリン系薬・セフェム系薬・カルバペネム系薬
三木 誠
1
1仙台赤十字病院 呼吸器内科
キーワード:
Carbapenems
,
Cephalosporins
,
Monobactams
,
Penicillins
,
気道感染
,
院内感染
,
投薬計画
,
肺炎-誤嚥性
,
市中感染
,
Beta-Lactams
,
Gram染色
,
最小発育阻止濃度
,
医療・介護関連肺炎
Keyword:
Cephalosporins
,
Drug Administration Schedule
,
Cross Infection
,
Microbial Sensitivity Tests
,
Monobactams
,
Penicillins
,
Pneumonia, Aspiration
,
Respiratory Tract Infections
,
Carbapenems
,
Community-Acquired Infections
,
beta-Lactams
pp.171-178
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2019012926
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βラクタム系薬には、ペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系、モノバクタム系があり、呼吸器感染症(下気道感染症)では前3者を用いるが、そのサブクラスによって特徴が異なるため、十分な知識のもとに抗菌薬を選択すべきである。グラム染色や迅速抗原検査を参考に標的治療を行うべきだが、エンピリックに治療を開始する場合には、重症度、誤嚥のリスク、耐性菌のリスクを考慮して、可能な限り狭域スペクトラムの抗菌薬を選択するように務めるべきである。
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