特集 ブレイクポイントの臨床応用-3つの基準の上手な使いこなし方
ブレイクポイントを活用した日常診療の用法・用量設定 肺炎
笠原 敬
1
1奈良県立医科大学感染症センター
キーワード:
抗細菌剤
,
肺炎
,
薬物投与量算出
,
最小発育阻止濃度
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Microbial Sensitivity Tests
,
Pneumonia
,
Drug Dosage Calculations
pp.284-289
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2019096194
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肺炎においては米国臨床検査標準協会(Clinical and Laboratory Standards Institute:CLSI)などの推奨する検査方法に準拠した適切な薬剤感受性検査とブレイクポイントに基づく判定を行い、さらにその根拠となる用法・用量が設定されている抗菌薬についてはその用法・用量に準拠することが原則である。感性であっても最小発育阻止濃度(Minimum Inhibitory Concentration:MIC)が感性上限から中間を示すような細菌では、β-ラクタム系薬ならば投与量を増やし、さらに投与時間の延長や持続投与などの工夫が試みられている。
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