特集 ブレイクポイントの臨床応用-3つの基準の上手な使いこなし方
系統別 ブレイクポイントの変化動向と臨床応用のポイント ニューキノロン系薬
吉田 耕一郎
1
1近畿大学医学部附属病院 安全管理部感染対策室
キーワード:
微生物薬物感受性試験
,
基準値
,
Fluoroquinolones
Keyword:
Microbial Sensitivity Tests
,
Reference Values
,
Fluoroquinolones
pp.270-275
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2019096192
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抗菌化学療法を実施する際、抗菌薬のブレイクポイントを用いることにより、測定されたMIC値から抗菌薬の治療効果を予測して適正な薬剤選択が可能となる。ニューキノロン系薬についてもCLSI、EUCAST、日本化学療法学会などからブレイクポイントが示されている。本稿ではこれらのブレイクポイントを紹介し、臨床応用する際の注意点を示す。ブレイクポイントを使用する場合、標的とする細菌に対するMIC値のみならず、感染部位や宿主の状況を考慮して臨床判断を行う必要がある。
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