特集 ブレイクポイントの臨床応用-3つの基準の上手な使いこなし方
臨床応用のためのブレイクポイントの考え方 3つの基準(国内・CLSI・EUCAST)の比較と使いこなし方
舘田 一博
1
,
石井 良和
1東邦大学 医学部微生物・感染症学講座感染病態・治療学分野
キーワード:
抗細菌剤
,
微生物薬物感受性試験
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Microbial Sensitivity Tests
pp.251-253
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2019096189
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ブレイクポイント(BP)は抗菌薬の臨床的有効性を推定するための1指標である。本邦では、米国CLSI(Clinical and Laboratory Standards Institute)のBPが引用されることが多いが、欧州あるいは日本化学療法学会も独自のBPを発表している。3つのBPは微妙に異なっており、この差異はBP自体の限界を示しているものである。臨床サイドがどのようにBPを活用していくかが重要であり、その応用の可能性について引き続き検討していかなければならない。
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