日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
任 和子
1
,
山本 則子
1
,
勝又 浜子
1
1日本看護協会 副会長
pp.3-3
発行日 2026年5月20日
Published Date 2026/5/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000002653
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- 文献概要
看護の本質を次代に伝える ― 秋山会長講義に寄せて
秋山会長に私が勤務する大学で、看護職を含む医療職をめざす新入生に向けた講義をしていただきました。会長は看護を「医師の治療というレシピを、患者が受け取れる “おいしい料理” に調える営み」と表現されました。医学が疾患の「粒子性」を捉えるのに対し、看護は患者の生活の「波動性」を継続的に支えます。この対比は、学生にとって看護の独自性を直感的に理解する契機となったようです。講義で紹介された在宅で人生の最終段階を過ごしたいという患者の願いをケアによって実現した事例も、看護の力を象徴するものでした。学生のレポートを読むと、「関心こそが看護の出発点である」という原則が、他職種の学生にまで深く響いていました。Careの語源でもある「関心」は、人が人に向き合うあらゆる営みに通底する普遍的な価値を持っています。言葉と実践の双方によって次代へ手渡していくこと、そして一つひとつの看護実践が、次代を育てる教育そのものであることを、あらためて心に刻む機会となりました。
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