【連載】人生の終焉を迎える人にどう語りかけるか?(7)
苦痛から逃れたいと鎮静を望んだがん末期患者とのかかわりを振り返る
阿蘇 寿徳
1
,
内田 陽子
2
1獨協医科大学看護学部
2群馬大学大学院保健学科 教授
pp.88-92
発行日 2023年10月20日
Published Date 2023/10/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001138
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膀胱がんにより膀胱全摘出術と回腸導管造設術が施行されたAさんは、あるはずのない尿意を感じる苦痛を訴え、「この苦痛を完全になくしたい」と懇願します。患者の必死の訴えに対して、「鎮静」という選択肢を伝えた阿蘇さんの倫理的葛藤について報告します。
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