日本看護協会
常任理事のマンスリー通信
吉川 久美子
1
,
鎌田 久美子
1
,
井本 寛子
1
,
森内 みね子
1
,
木澤 晃代
1
,
田母神 裕美
1
1日本看護協会 常任理事
pp.14-15
発行日 2023年5月20日
Published Date 2023/5/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000000847
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- 文献概要
急性期病院への介護福祉士配置に関して
新緑が美しい季節になりました。2024年度は、診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬のトリプル改定の年となり、本誌が発行されるころ、本会は厚生労働省保健局長へ診療報酬改定に関する要望書の提出を行っていると思います。新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴って、今年度の診療報酬上の対応の見直しが行われました。そのような状況の中、次回改定に向け、医療機関、特に急性期病院への介護福祉士の配置とその評価を求める意見が病院団体や有識者等から出ています。本会は、急性期病院は医療が必要な患者に対応する場で、患者の状態を判断しながらケアに当たる必要があるため、介護福祉士が単独で業務を実施できる環境にないこと、また介護現場での人材不足や今後の需要の高まりを考慮し、介護福祉士は介護の場で活躍すべきと意見しています。5月に開催する看護管理者懇談会では、このことについての看護管理者の皆さまへのご説明と意見交換等を予定しています。
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