日本看護協会
常任理事のマンスリー通信
吉川 久美子
1
,
鎌田 久美子
1
,
井本 寛子
1
,
森内 みね子
1
,
木澤 晃代
1
,
田母神 裕美
1
1日本看護協会 常任理事
pp.24-25
発行日 2022年5月20日
Published Date 2022/5/20
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- 文献概要
外来看護について、ともに考えていきましょう
医療提供の場が入院から在宅へ移行し、国では医療機関の外来機能の明確化・連携に向けた議論が進められています。本年4月から「外来機能報告制度」が開始となり、医療機関は病床機能報告と同時期に外来機能報告を行い、それらのデータを基に、都道府県においては地域の外来医療提供体制について検討します。外来の看護職は、在宅療養をしている患者の重症化を予防し、よりよい生活が送れるよう、患者個人に合わせた療養支援を行っています。本会では、2021年度に外来看護に関する実態調査を行いました★1。本年度は、外来看護のエビデンス構築に向けた実証事業の実施や、厚生労働省から「外来看護職員の在宅療養支援能力向上のための研修プログラム検討事業」を受託し、外来看護職の育成等について検討します。多くの専門的な知識や臨機応変な判断力・対応力、そして多職種や地域と連携する力が求められる外来看護について、一緒に考えていきましょう。
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