日本看護協会
常任理事のマンスリー通信
吉川 久美子
1
,
鎌田 久美子
1
,
井本 寛子
1
,
森内 みね子
1
,
木澤 晃代
1
,
田母神 裕美
1
1日本看護協会 常任理事
pp.14-15
発行日 2023年4月20日
Published Date 2023/4/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000000807
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- 文献概要
必要な時期に必要な休養を
3月中旬、岸田文雄内閣総理大臣の、少子化対策としての育児休業給付金の水準引き上げの意向に関する会見を視聴し、自分自身の3人の子育てと仕事の両立のことを思い出しました。自分が若かったとはいえ、1人目と2人目のときは、まだ職場に産前休業6週間・産後休業8週間の制度しかなく、産後8週間で復職しました。1人目の復職のときは、慣れない育児のまっただ中であったことと、体力が落ちていたことから、復職して1日で高熱を出し、扁桃腺炎と診断されるも膠原病も疑われ、1カ月近くの入院となってしまいました。職場の同僚、そして上司の理解に感謝しています。体力には自信のある私ですらこのような状況でしたので、女性にとって命がけとなる出産の後はゆっくりと休養し、この時期しかできない子育てを楽しむとともに、リフレッシュと充電の時間に活用していただければと思います。復職後はきっと、仕事において視野が広がり、看護がもっと楽しくなると思います。
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