【連載】「看護」75周年記念 生きるということ(5)
命の普遍性と、1回きりの個人の人生を尊ぶ
小島 慶子
1
1エッセイスト・タレント
pp.6-7
発行日 2023年4月20日
Published Date 2023/4/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000000802
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- 文献概要
コロナ禍の最中に、2度入院しました。1度目は未明に突然の激しい腹痛と下血に襲われ、自分で救急車を呼びました。到着した救急隊の方がたは、狭い部屋で床に丸まってうんうん唸っている私を手際よく担架に乗せてくれました。運ばれながらオーストラリアで暮らす夫に電話し、「今から〇〇病院に搬送される、生きているから安心して、ではまた後ほど」と報告。夫もさぞ驚いたでしょう。
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