日本看護協会
常任理事のマンスリー通信
吉川 久美子
1
,
鎌田 久美子
1
,
井本 寛子
1
,
森内 みね子
1
,
木澤 晃代
1
,
田母神 裕美
1
1日本看護協会 常任理事
pp.24-25
発行日 2022年9月20日
Published Date 2022/9/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000000428
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- 文献概要
「看護職員処遇改善評価料」を看護職員の処遇改善へと結び付けていきましょう
猛暑に加え、新型コロナウイルス感染症第7波のまん延、そして豪雨災害も重なった今年の夏も、あっという間に過ぎていきました。看護職員の処遇改善に関する診療報酬の改定内容も決まり、令和4(2022)年10月より「看護職員処遇改善評価料」として新設されることになりました。中医協の専門委員として議論に参加し、どのような形で診療報酬となるのか、なかなかイメージがわきませんでしたが、NDBデータや特別調査の結果からシミュレーションを行い、時間をかけてとても丁寧に検討し、この度の改定へとたどり着きました。1点から始まる165種類の診療報酬は初めてですが、看護職員の処遇改善に必要な金額と診療報酬で得られる額との乖離を最小限にするため、このような報酬設定になりました。各対象医療機関においてどのように配分していくか、すでに検討が開始されているとは思いますが、看護職員の処遇改善に結び付くよう、ご検討をお願いいたします。
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