日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
井伊 久美子
1
,
齋藤 訓子
1
,
秋山 智弥
1
1日本看護協会 副会長
pp.22-22
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
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- 文献概要
今年の成人式は
新型コロナウイルス新規感染者が急増している中で、今年は各地で成人式が開催されました。看護学生も一生に一度と振袖に身を包み参加したことと思います。ど派手な衣装の成人が風物詩のごとく報じられるのを見ながら、「成人となると、何ができてどのような責任が生じるのか、明確なオリエンテーションがあったのか?」とふと思いました。民法の改正により2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。1876年に定められて以来、約140年ぶりの変更です。この背景は少子高齢化の進展を見込んで、若者により早く社会参加してもらって社会に活力を与えたいからとされています。諸外国を見ると、OECD加盟国のほとんどで成人年齢はすでに18歳。欧米諸国での引き下げは、選挙権が深く関与しているようです。日本でもすでに国政上の重要な判断に18歳から参加してもらおうと、投票できる年齢は18歳に引き下げられています。この機にあらためて選挙権と投票権のオリエンテーションをと思います。
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