日本看護協会
副会長活動ダイジェスト
井伊 久美子
1
,
齋藤 訓子
1
,
秋山 智弥
1
1日本看護協会 副会長
pp.12-12
発行日 2023年2月20日
Published Date 2023/2/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000000685
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- 文献概要
看護職の処遇改善に向けて
看護職員の給与の引き上げについては、コロナ医療など一定の役割を担う医療機関の看護師に対し、2022年2月から補助金により1%、10月以降は「看護職員処遇改善評価料」が新設され、診療報酬により3%程度引き上げの措置が実施されました。そして、11月に人事院が国家公務員医療職俸給表(三)を改正しました。このプロセスで忘れてはいけないのが、7月の参議院選挙で新人候補であるにもかかわらず、17万4千票以上を得て看護の組織代表を当選させたことです。まさにその直後の8月に人事院は医療職(三)の見直し着手を公表しました。日本看護協会と日本看護連盟が力を合わせた結果が医療職(三)の改正に結実したといって過言ではないと思います。しかし、これが即1人ひとりの看護職の給与アップにつながるかというと実際にはそうはいきません。私たちのこの成果を無駄にせず、医療職(三)改正が実質の処遇改善になるよう、粘り強く継続して取り組みたいと思います。
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