特集 生理機能検査の内部精度管理 理想と現実―できることから始めよう!
2.各検査の内部精度管理―理想的な方法と現実的な方法 1)心電図検査
植松 明和
1
1大東文化大学 スポーツ・健康科学部 健康科学科
pp.127-132
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt53020127
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心電図検査の内部精度管理として,まずは機器(心電計)の内部精度管理を確立し,人(要員)の内部精度管理を行うべきである.担当要員は機器の取扱説明書に則り心電計の始業時および終業時点検を毎日行っているが,心電計の精度を担保するためには,内部精度管理を行う必要がある.心電計では標準物質としてジェネレータを用いた内部精度管理が理想的であるが,ジェネレータを使用しなくても各施設のアイデア次第で心電計の精度を証明することは可能である.これからは,生理検査要員が心電計の内部精度管理を当然として行うといった意識づけが必要である.
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