MT Seminar―読んで、見て、深める臨床検査技師のための誌上講義
アンチバイオグラムの作成方法の基本と活用法
須田 那津美
1
1宮城県立こども病院 検査部
pp.1162-1168
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt52111162
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要点
☑アンチバイオグラムとは,菌種ごとに各抗菌薬の感性率を一覧表にしたものである.
☑感染症の経験的治療において,抗菌薬の選択に有用である.
☑感染管理において,アンチバイオグラムを活用することで自施設の感性率の経年変化や薬剤耐性の動向を確認できる.
☑各種ガイドライン,およびJANIS,J-SIPHE,細菌検査や感染管理システムが提供するソフトウェアによるアンチバイオグラムの作成方法の違いを認識し,活用目的に応じた作成方法を選択する必要がある.
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