特集 細胞診における非腫瘍性細胞のバリエーションをみる
10.胆管・胆嚢,膵臓
町田 知久
1
1東海大学医学部付属八王子病院 臨床検査技術科
pp.369-372
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt52040369
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胆管・胆嚢,膵臓領域の細胞はその構造上,消化酵素の影響を受け,変性・化生などの変化がみられる.胆汁細胞診では空胞変性細胞が高頻度に出現し,悪性病変との鑑別が問題となる.膵管擦過細胞診における粘液化生では,胃型の膵管内乳頭粘液性腺腫との鑑別を要する.また,非腫瘍性病変である自己免疫性膵炎の細胞診では,潜在する悪性病変の否定が重要となる.
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