マクロとミクロ
胆嚢・胆管
重松 昭世
1
1日本産業科学研究所
pp.6-7
発行日 1975年3月1日
Published Date 1975/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200721
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肝細胞から分泌される胆汁を輸送する管糸を胆道系と呼び,胆管系と,貯留の役を果たす胆嚢とから成っている.
胆管系は肝細胞索の間にある毛細胆管に始まり,肝小葉内で微細な網目を成しているが,集合し小葉周辺のヘリング管を介して,グリソン鞘内の小葉間胆管となる.直径15〜20μ,立方上皮から成るが,後に(低)円柱上皮となり,しだいに合流して(集合胆管)やがて右肝管,左肝管となって肝門に向かい肝外に出て合流し総肝管となる.総肝管は約3cmで胆嚢分岐部となる.
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