病気のはなし
胆嚢,胆管の病気
亀田 治男
1
1慈恵医大第1内科
pp.16-19
発行日 1975年3月1日
Published Date 1975/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200725
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胆嚢,胆管とその働き
胆嚢は仰臥位で右肋骨下縁(右肋弓)のほぼ中央にありますが,この部分を右季肋部と呼んでいます.
図1に示すように,肝臓で作られた胆汁は,肝管を通って肝臓外に出ます,左右の肝管は合流して総肝管となりますが.これには胆嚢に接続した胆嚢管が合流します.この合流点から胆管のに指腸開口部のファーター(Vater)乳頭部までを総胆管と呼びます.つまり胆管には肝管,胆嚢管,総胆管があります.また胆嚢と胆管を合わせで一般に胆道または胆道系と呼んでいます.
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