"こんなときどうする?" リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決! 令和版
10.形態変更・スキルアップ編:③研究テーマをうまくみつけたい
若林 秀隆
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1東京女子医科大学大学院医学研究科リハビリテーション科学講座
キーワード:
研究領域
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PECO
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FINER
,
症例報告
,
データベース
Keyword:
研究領域
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PECO
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FINER
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症例報告
,
データベース
pp.428-432
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr034040428
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◆はじめに
研究テーマをうまくみつけたいということは,何らかの研究を行いたいというリサーチマインドがあり素晴らしいことである.研究は,リハビリテーションの臨床や社会制度を変える可能性がある.自分の目の前にいる患者にだけ役立つ臨床とは異なり,研究は自分の目の前にいない患者にも役立つ可能性がある.さらに,研究を行うことは研究能力だけでなく臨床や教育の能力も向上させるため,自分の生涯学習にも役立つ.リハビリテーションにかかわる,より多くの医療職に,きちんとした研究を行ってほしい.その第一歩となるのが,研究テーマのみつけ方である.本稿では,研究領域のみつけ方,研究テーマのみつけ方,症例報告の重要性,データベース研究の有用性を解説する.

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