"こんなときどうする?" リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決! 令和版
8.形態変更・スキルアップ編:①診療報酬に精通したい
内田 健太
1
,
緒方 直史
1
1帝京大学医学部 リハビリテーション医学講座
キーワード:
リハビリテーション
,
診療報酬
,
令和6年度診療報酬改定の概要
Keyword:
リハビリテーション
,
診療報酬
,
令和6年度診療報酬改定の概要
pp.174-179
発行日 2025年2月25日
Published Date 2025/2/25
DOI https://doi.org/10.32118/cr034020174
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◆はじめに
急性期入院医療費を対象とした診療報酬の包括評価制度として,平成15年にDPC制度が導入された.DPCは入院治療にあたり,医療資源を最も投入した「傷病名」と,提供される手術,処置,化学療法等の「診療行為」の組み合わせにより分類され,これにより包括点数が設定される制度である.リハビリテーション治療は包括点数の例外として,行った回数に応じて保険点数を請求することができる出来高制となっている.同様に,回復期リハビリテーション病棟でも,入院料に加えてリハビリテーションの回数に応じて,その保険点数を請求することができる.
令和6年度に施行された保険点数改定において,リハビリテーション料が一部変更されたため,本稿では改定された部分も含めてリハビリテーション治療における診療報酬について概説していく.
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