リハビリテーション関連職の現状と展望
11.言語聴覚士
内山 量史
1
1一般社団法人日本言語聴覚士協会
キーワード:
言語聴覚士法制定までの歴史
,
言語聴覚士の配置
,
言語聴覚士学校養成所指定規則の改正
,
卒後教育
Keyword:
言語聴覚士法制定までの歴史
,
言語聴覚士の配置
,
言語聴覚士学校養成所指定規則の改正
,
卒後教育
pp.323-327
発行日 2025年3月15日
Published Date 2025/3/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr034030323
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日本における言語聴覚障害への取り組みが明治時代における小児教育に始まる.1878年に京都盲唖院が開設され, 1880年には東京にも同様の施設が創設された.その後, 1926年には尋常小学校にわが国初の吃音学級が, 1934年には難聴学級が設置された.1949年の身体障害者福祉法の制定に基づき1958年には言語聴覚障害の専門施設として「国立ろうあ者更生指導所」(後の国立聴力言語障害センター)が開設され, ろうあ者更生指導と言語聴覚障害児者へのリハビリテーション(以下,リハ)のための各種支援と活動が開始された.この施設には当初から言語障害者や幼児を担当する部門があり,ろうあ者更生指導とならび言語聴覚障害児者のリハへの取り組みが開始された.

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