日本の管理栄養士・栄養士たちのグローバルチャレンジ―JICA栄養士隊員の活動を通じて⑧
モンゴル国での活動を通じて
神宮 佑紀
1
Yuki Jingu
1
1日本栄養士会国際交流室
pp.241-243
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn148020241
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モンゴル国の食事と食習慣
モンゴルと聞いて思い浮かぶのは大草原やゲル,馬といった雄大な景色ではないでしょうか.モンゴルでは,昔から牧草地を家畜とともに移動する遊牧が行われてきました.そのため生活は家畜と強く結び付き,夏は白い食べ物(乳製品),冬は赤い食べ物(肉)を食べる伝統的な食文化があります.都市への定住が進んでも人々にとっての主食は変わらずに「肉」です.代表的な料理は刻んだ肉を小麦の生地で包んで蒸す「ボーズ」で,日常的に食べられます(写真1).肉は血抜きをしないため独特の風味があります.生地で包んだ肉を揚げた「ホーショール」,肉入り蒸し焼きうどん「ツォイワン」,肉の塩茹で「チャンサンマハ」なども代表的です.塩入りミルクティー「スーテーツァイ」も欠かせません.脂の多い料理ですが,-40度にもなる冬には確かに肉で体力を付けたくなり,私自身暮らすうちにふと「ボーズが食べたい」と思うようになりました.

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