臨床推論ファーストブック―知っておきたい基本概念と臨床栄養での実践
【Part2 栄養関連問題を臨床推論する】【各論】サルコペニア肥満
髙﨑 美幸
1
Miyuki TAKASAKI
1
1東葛クリニック病院 医療技術部 栄養ケア・ステーション
pp.505-511
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn145040505
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Key Point
サルコペニア肥満は,サルコペニア単独もしくは肥満単独より,ハイリスクな病態(糖尿病・高血圧・脂質異常症などの合併,全死亡・脳心血管病のリスク上昇)である.
ホルモン,炎症,筋細胞の関与するメカニズムが,脂肪の沈着と除脂肪体重と筋力の低下を促進する根本的な生物学的プロセスに影響を与えている.
エネルギー制限や,有酸素運動やレジスタンス運動から成る身体活動などの生活習慣への介入が治療の基礎となる.
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