臨床推論ファーストブック―知っておきたい基本概念と臨床栄養での実践
【Part2 栄養関連問題を臨床推論する】【各論】下痢
小林 大樹
1
Daiki KOBAYASHI
1
1日本海総合病院 栄養管理室
pp.523-527
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn145040523
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Key Point
下痢は「便形状が軟便あるいは水様便,かつ排便回数が増加する状態」と定義され,便形状はBristol Stool Form Scaleを用いて評価する.
下痢は有症期間によって急性・持続性・慢性に分類され,主な原因には薬剤性,食物起因性,症候性,感染性,器質性,機能性,心因性,経腸栄養などがある.
下痢は体液喪失や吸収障害による脱水や電解質異常,栄養障害を惹起し,臨床的アウトカムに負の影響を及ぼす可能性があるため,種々の原因に基づく適切な対応を行う.
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