特集 抗菌薬の使い方—敵はコロナだけにあらず! 今こそ基本に立ち返る
感染症サイドから考える抗菌薬の使い方—症例をもとに
カテーテル関連血流感染症(CRBSI)—COVID-19流行下における対策
柏木 克仁
1
,
吉澤 定子
2,3
1東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センター(感染症)
2東邦大学医学部臨床検査医学講座
3東邦大学医学部微生物・感染症学講座
キーワード:
カテーテル関連血流感染症
,
CRBSI
,
中心ライン関連血流感染症
,
CLABSI
,
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
Keyword:
カテーテル関連血流感染症
,
CRBSI
,
中心ライン関連血流感染症
,
CLABSI
,
新型コロナウイルス感染症
,
COVID-19
pp.1148-1154
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228325
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎カテーテル関連血流感染症(CRBSI),中心ライン関連血流感染症(CLABSI)の定義を再度確認する.
◎施設ごとの検査方法や評価方法を考慮する.
◎カテーテルの種類や菌種,合併症(血栓性静脈炎など)により治療期間は変化する.
◎質量分析機器の活用により有効抗菌薬投与期間までの日数が改善する可能性がある.
◎新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行時においても基本的な感染対策の徹底が発生率を低下させる.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.