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特集 デザイナー細胞の実用化と未来
生体内遺伝子改変を可能とする送達技術の展望
Future perspectives on delivery technologies for in vivo genetic engineering
井上 雄翔
1
,
堀田 秋津
1
Yuto INOUE
1
,
Akitsu HOTTA
1
1京都大学iPS細胞研究所臨床応用研究部門
キーワード:
脂質ナノ粒子(LNP)
,
ウイルス様粒子(VLP)
,
ウイルスベクター
,
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞
Keyword:
脂質ナノ粒子(LNP)
,
ウイルス様粒子(VLP)
,
ウイルスベクター
,
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞
pp.291-296
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297040291
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生体内において遺伝子改変を実施したい場合に重要な鍵となるのが,標的細胞へ遺伝子やゲノム編集酵素を届けるためのナノパーティクル送達技術である.特にキメラ抗原受容体(CAR)-T細胞分野において,従来のex vivo CAR-T細胞製造工程の制約を背景に,体内でCAR-T細胞を誘導するアプローチへの関心が高まるなか,送達技術は成功を左右する中核技術として位置づけられる.本稿では,in vivo CAR-T細胞療法を可能とするナノパーティクル技術を概観し,どのような設計思想のもとで開発が進められてきたのか,また臨床実装に向けてどの点が論点となっているのかを整理して紹介する.さらに,適応疾患や要求される治療プロファイルに応じて,送達技術に求められる要件がどのように変化するかにも触れながら,今後の発展方向を俯瞰する.

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