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第1土曜特集 急性腹症の診療の質を上げる秘策
小児急性腹症での超音波検査(US)活用法
-――子どもたちの代弁者になるために
The use of ultrasound in pediatric acute abdomen
――Becoming an advocate for children
小野 友輔
1
Yusuke ONO
1
1北九州市立八幡病院小児臨床超音波センター
キーワード:
小児臨床超音波
,
プレパレーション
,
ディストラクション
,
プレイフルマインド
,
子どもたちの代弁者となる思い
Keyword:
小児臨床超音波
,
プレパレーション
,
ディストラクション
,
プレイフルマインド
,
子どもたちの代弁者となる思い
pp.603-611
発行日 2026年2月7日
Published Date 2026/2/7
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296060603
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「急性腹症診療ガイドライン2025第2版」が刊行された.本稿では,ガイドラインには掲載がないエビデンスを度外視した内容を記載している.小児超音波検査の現状はいまだニッチな分野から脱却していない.その理由として,小児ならではの問題がある(年齢ごとに疾患が大きく異なる,臓器サイズが異なる,検査への非協力性,保護者への説明をその場で求められるなど).その解決法は小児臨床超音波である.小児臨床超音波とは小児診療スキル,臨床のスキル,超音波検査のスキルを組み合わせる医療を指す.小児臨床超音波を駆使する秘訣として,①二重人格を作る方法,②7ルールを駆使する方法,③小児医療のスキルを駆使する方法(プレパレーション,ディストラクション,プレイフルマインド),④超音波画像を疾患の説明に使用する方法,⑤超音波画像を使って子どもたちと仲良くなる方法という5項目を述べた.最後の秘訣は “子どもたちの代弁者となる思い” である.小児超音波検査に対する苦手意識をなくし,その魅力を感じていただければ幸甚である.

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