Japanese
English
特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅳ ベッドサイド検査の実際
■2.画像検査
039 超音波検査(US)
Ultrasonography in clinical urology
金子 茂男
1
,
徳光 正行
1
,
石田 裕則
1
Shigeo Kaneko
1
,
Masayuki Tokumitsu
1
,
Hironori Ishida
1
1仁友会北彩都病院泌尿器科
pp.217-223
発行日 2012年4月5日
Published Date 2012/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102699
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
[1]はじめに
超音波検査の長所は非侵襲性,簡便性とリアルタイムで観察できる即時性であり,臨床面では多数の臓器を対象に多くの診療科で広く使われている。泌尿器科領域では腎から尿道に至る尿路のほか,副腎,後腹膜・骨盤内疾患,内外性器,上皮小体などの診断に超音波検査が行われている。排尿時の膀胱頸部・尿道の観察,射精時の観察,陰茎海綿体内血流計測などの機能診断のほか,経皮的腎瘻造設術,経皮的膀胱瘻造設,腎囊胞穿刺などの治療手技や,腎・前立腺・後腹膜臓器の生検にも幅広く利用されている。最近では超音波造影剤の開発により腎腫瘍の診断精度向上に役立っている1,2)。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.