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第5土曜特集 革新する腎臓病学――臨床と研究の最前線
診断と評価
腎臓病研究のBigdataリソース
-――J-CKD-DB project, J-Kidney Biobank
Big data resources for kidney disease research
――J-CKD-DB project/J-Kidney Biobank
長洲 一
1
,
平川 陽亮
2
,
菅原 有佳
2
Hajime NAGASU
1
,
Yosuke HIRAKAWA
2
,
Yuka SUGAWARA
2
1川崎医科大学腎臓・高血圧内科学
2東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科
キーワード:
データサイエンス
,
データベース
,
バイオバンク
,
慢性腎臓病(CKD)
Keyword:
データサイエンス
,
データベース
,
バイオバンク
,
慢性腎臓病(CKD)
pp.430-434
発行日 2026年1月31日
Published Date 2026/1/31
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296050430
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近年のデータサイエンス領域の進歩は目まぐるしい.そのなかでデータソースの重要性が増している.日本腎臓学会は,慢性腎臓病(CKD)患者のデータベースとして,J-CKD-DBおよびJ-CKD-DB-Exを構築してきた.さらに,CKDの包括的バイオバンクとしてJ-Kidney-Biobankを構築している.J-CKD-DBおよびJ-CKD-DB-Exを用いて多様な研究を推進することができる.また,リアルワールドデータ解析の有用性をいかし,実態調査から薬剤の有用性評価などの研究を行ってきた.さらに,J-Kidney-Biobankはゲノムデータのみならずメタボロームデータおよび縦断的臨床データがある.これらを用いて国際共同研究や日本人に特異的なCKDに関連するSNP(一塩基多型)などを同定してきた.本稿では,これらの活用事例を紹介する.J-CKD-DB,J-CKD-DB-ExおよびJ-Kidney-Biobankは日本腎臓学会・日本腎臓病協会をあげて構築した次世代の研究リソースである.さらなる拡充を行い,国際競争力を担保した研究推進エンジンとして運用したい.

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