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特集 がんの支持療法と学際的連携
Exercise Oncology(運動腫瘍学)について
Exercise Oncology
――An emerging interdisciplinary field for cancer care
街 勝憲
1
,
高野 利実
2
Katsunori TSUJI
1
,
Toshimi TAKANO
2
1国立がん研究センターがん対策研究所がん政策評価研究部
2がん研有明病院
キーワード:
Exercise Oncology(運動腫瘍学)
,
がんサバイバーシップ
,
身体活動
,
運動
,
QOL(生活の質)
Keyword:
Exercise Oncology(運動腫瘍学)
,
がんサバイバーシップ
,
身体活動
,
運動
,
QOL(生活の質)
pp.220-223
発行日 2026年1月17日
Published Date 2026/1/17
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296030220
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近年,がん医療の進歩により生存期間が延び,治療後のQOL(生活の質)維持や再発予防,治療関連有害事象の長期的管理が重要な課題となっている.こうした背景の下,運動ががん患者やサバイバーに及ぼす効果が注目され,Exercise Oncology(運動腫瘍学)が学際領域として発展してきた.身体活動・運動は,大腸がんや乳がんをはじめとする複数のがん種で発症リスクを低下させることが示されているほか,治療中の副作用軽減やQOL改善,さらにはサバイバーの長期予後向上にも寄与する.国際的にはアメリカがん協会(ACS)やアメリカ臨床腫瘍学会(ASCO),アメリカスポーツ医学会(ACSM)が運動ガイドラインを提示し,日本でも2024年に国立がん研究センターが「がんサバイバーシップガイドライン 身体活動・運動編」を公表した.今後は人材育成,運動の提供体制標準化プログラムの開発,多職種連携に加え,ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)を活用した個別化支援を進めることが求められる.

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