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連載 医師の働き方改革――取り組みの現状と課題
はじめに
Introduction
相良 博典
1,2
Hironori SAGARA
1,2
1全国医学部長病院長会議会長
2昭和医科大学病院長
pp.1104-1104
発行日 2025年9月13日
Published Date 2025/9/13
DOI https://doi.org/10.32118/ayu294111104
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- Abstract 文献概要
2024年4月より医師の時間外労働の上限規制(医師の働き方改革)が施行されました.医師が健康に働き続けることのできる環境を整備することは,医師本人にとってはもとより,患者・国民に対して提供される医療の質・安全を確保すると同時に,持続可能な医療提供体制を維持していくうえで重要であることは論を俟ちません.しかし,国民の健康と福祉を担う医療者を育成する全国の医学部・大学病院が,これら人材の教育に加え,未来の種蒔きたる研究を強力に推進しつつ,診療体制のいっそうの充実を図る使命を全うするには多くの課題があります.課題先進国たるわが国において,これらの課題に,如何に筋道をつけ,安心安全な社会の幸福を実現していけるのかについては,正解を見出せている状況にはありません.
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