Japanese
English
TOPICS 免疫学
IL-7とγδT17細胞によるグルコース代謝の制御
Regulation of glucose homeostasis by IL-7 and γδT17 cells
谷一 靖江
1
,
生田 宏一
2
Shizue TANI-ICHI
1
,
Koichi IKUTA
2
1元京都大学医学研究科
2京都大学医学研究科
pp.250-251
発行日 2025年7月19日
Published Date 2025/7/19
DOI https://doi.org/10.32118/ayu294030250
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食後,血中に増えた糖は膵臓から分泌されるインスリンの作用により組織中に吸収され,血糖値が下がる.1型糖尿病は免疫細胞により膵臓が攻撃されてインスリンを分泌できなくなる自己免疫疾患であるが,近年,日本人の糖尿病患者の9割以上を占め,生活習慣病とも言われる2型糖尿病(type 2 diabetes:T2D)も免疫細胞が関わる疾患であることが認識されつつある.体内で糖を多く吸収する組織は骨格筋,肝臓,脂肪組織であるが,なかでも内臓脂肪には免疫細胞が多く存在しており,T2D発症に深く関わっている1).
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