Japanese
English
TOPICS 社会医学
わが国の救護者保護法の制定に向けた学際的取り組み
An interdisciplinary approach to the enactment of a law for the protection of rescue persons in Japan
森村 尚登
1
,
平沼 直人
2,3
Naoto MORIMURA
1
,
Naoto HIRANUMA
2,3
1東洋大学情報連携学学術実業連携機構
2平沼髙明法律事務所
3日本体育大学保健医療学部
pp.513-514
発行日 2025年2月8日
Published Date 2025/2/8
DOI https://doi.org/10.32118/ayu292060513
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救護者保護に関する法
善きサマリア人法(Good Samaritan Law)の名で知られる救護者保護法は,1959年の米国カリフォルニア州法に始まり,1987年までに全州で同種の法律が制定されている.たとえばハワイ州法では,「何人もその行為が報酬を受ける意思なく,まったくの善意に基づく緊急処置として事故または緊急の場合にその犠牲者に行われたときは,その行為によって民事上の賠償責任を負わない.ただし重大な過失または故意の場合は別である」と表記されている.法律自体はすべての市民に適用されるが,実際には医師を念頭に置いて作られたものであった(州によっては医療者に限定されている)1).
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