特集 感覚器のリハビリテーション
聴覚障害のリハビリテーション診療
わが国での取り組み
三瀬 和代
1
,
坂本 璃彩
1
,
白馬 伸洋
1
Kazuyo Mise
1
,
Ria Sakamoto
1
,
Nobuhiro Hakuba
1
1帝京大学医学部附属溝口病院耳鼻咽喉科
キーワード:
リハビリテーション
,
補聴器
,
聴覚リハビリテーション
,
文章追唱訓練
Keyword:
リハビリテーション
,
補聴器
,
聴覚リハビリテーション
,
文章追唱訓練
pp.643-646
発行日 2025年6月1日
Published Date 2025/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001617
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はじめに
聴覚障害の主体はコミュニケーション障害であり,補聴器による聴覚補償が第1選択となる。聴覚リハビリテーションは,補聴機器を用いて残存する聴覚機能を最大限活用し,日常・社会生活で最も適した実用的なコミュニケーションを目指すものである。具体的には,
1)聴覚管理
2)装用指導
3)知覚・認知トレーニング
4)カウンセリング
の4要素で構成される1)。

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