Japanese
English
特集 脳血管内治療の最前線と近未来
頚動脈狭窄症治療の最前線
A review of the current strategy for the treatment of carotid artery stenosis
長内 俊也
1
,
藤村 幹
1
Toshiya OSANAI
1
,
Miki FUJIMURA
1
1北海道大学医学研究院脳神経外科学教室
キーワード:
頚動脈狭窄
,
頚動脈ステント留置術(CAS)
,
脳卒中治療ガイドライン
Keyword:
頚動脈狭窄
,
頚動脈ステント留置術(CAS)
,
脳卒中治療ガイドライン
pp.528-533
発行日 2024年11月16日
Published Date 2024/11/16
DOI https://doi.org/10.32118/ayu291070528
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本稿は頚動脈狭窄症の治療戦略について,特に頚動脈ステント留置術(CAS)の最新情報を提供する.頚動脈狭窄症は50~79歳の男性で7.9%,女性で1.3%の有病率があり,年齢とともに増加する.治療には内科的および外科的手法があり,外科的治療には頚動脈内膜剝離術(CEA)とCASがある.CASは血管内治療の一種であり,ランダム化比較試験(RCT)により外科的手術のリスクが高い患者に有効とされる一方,脳卒中などの合併症リスクが伴う.最新のガイドラインでは熟練の術者によるCASが推奨されており,新規ステントのCASPERや新技術の経頚動脈ステント留置システムについて紹介する.
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