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特集 ニューロエコノミクス(神経経済学)とは何か?――ヒトの価値観が生まれる脳の仕組みの理解とその先の未来
意思決定の神経基盤解明のための行動課題の開発
Development of the behavioral tasks to explore the neural substrates for decision-making
田中 沙織
1,2
,
酒井 雄希
2
Saori C TANAKA
1,2
,
Yuki SAKAI
2
1奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科情報科学領域
2ATR脳情報通信総合研究所
キーワード:
強化学習
,
行動課題
,
パラメータ推定
,
精神疾患
Keyword:
強化学習
,
行動課題
,
パラメータ推定
,
精神疾患
pp.129-132
発行日 2024年4月13日
Published Date 2024/4/13
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28902129
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ヒトの行動原理を探究するうえで,“計算神経科学” というアプローチが有効となる.計算モデルとパラメータにより疾患症状の評価や個人特性の推定を行うためには,効果的な行動課題が肝となる.本稿では,筆者らが開発し,強迫症の行動を再現できる計算論モデルの検証に用いた行動課題を紹介するとともに,神経基盤解明のための効果的な行動課題について考察する.
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