Japanese
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連載 緩和医療のアップデート・Vol.1
在宅における緩和ケア
Palliative care at home
平原 佐斗司
1
Satoshi HIRAHARA
1
1東京ふれあい医療生活協同組合研修・研究センター
キーワード:
在宅医療
,
地域緩和ケア
,
呼吸困難
,
疼痛
,
カヘキシー
Keyword:
在宅医療
,
地域緩和ケア
,
呼吸困難
,
疼痛
,
カヘキシー
pp.934-939
発行日 2024年3月16日
Published Date 2024/3/16
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28811934
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◎在宅医療は暮らしの場でその人の価値に基づいた医療を提供し,暮らしと人生を支える医療である.在宅医は緩和ケア総合医として地域緩和ケアの中心的担い手でなければならない.
◎地域緩和ケアは,年齢や疾患にかかわらず,生命の問題に直面する地域の人すべてを対象とするものであるが,わが国の人口推計から今後高齢者の緩和ケアが最大の課題となることが予測される.
◎在宅高齢者や認知症高齢者などの苦痛評価には,客観的評価法の活用が必要である.
◎在宅緩和ケアにおいては,複雑な病状と障がい・苦痛に対して,多職種チームで医療,ケア・リハビリテーション,緩和ケアの統合的アプローチができること,病みの軌跡に寄り添い,変化に対応し,支える力が求められる.
◎在宅での非がん疾患の呼吸困難と疼痛,カヘキシーについても解説する.特に在宅緩和ケアでは非がん疾患の呼吸困難と疼痛に対するオピオイドの使用に習熟する必要がある.
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