最後までよい人生を支えるには 多死時代の終末期医療 在宅での終末期を支えるには
おひとりさま在宅
小笠原 文雄
1
1聖徳会小笠原内科
キーワード:
疼痛
,
ターミナルケア
,
チーム医療
,
地域社会ネットワーク
,
ホスピスケア
,
カンファレンス
,
在宅医療
,
ひとり暮らし
Keyword:
Pain
,
Patient Care Team
,
Terminal Care
,
Hospice Care
,
Community Networks
pp.1278-1283
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014056509
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おひとりさま在宅を支えるには患者の病状,環境,経済状況,希望などに沿ったケアをする必要があり,チーム医療を提供するためにプロによる「多職種連携」は当然であるが,ボランティア・近所の人などを加えた「地域連携」,さらにそれをまとめあげるキーパーソン,トータルヘルスプランナー(THP)の存在が重要である.在宅ホスピス緩和ケアを第一に考え,夜間セデーションなどのスキルも必要に応じて使い,患者の苦痛を取り除き"安らか"・"大らか"は当然のこととし,さらに"朗らか"に生かされ,"清らか"に旅立てるように支援することによって,おひとりさま在宅は孤独死でなく希望死・満足死・納得死になりうる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013