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連載 連載 遺伝カウンセリング――その価値と今後・Vol.15(最終回)
遺伝カウンセリングの将来像
Future perspective of genetic counseling in Japan
西垣 昌和
1
Masakazu NISHIGAKI
1
1国際医療福祉大学大学院遺伝カウンセリング分野
キーワード:
遺伝カウンセリング
,
認定遺伝カウンセラー
,
専門職連携実践
Keyword:
遺伝カウンセリング
,
認定遺伝カウンセラー
,
専門職連携実践
pp.863-868
発行日 2024年3月9日
Published Date 2024/3/9
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28810863
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◎日本に遺伝カウンセリングの概念が伝わってから63年,遺伝カウンセリングの専門職として認定遺伝カウンセラー養成が開始してから20年が経過した.この間,「遺伝カウンセリング」の解釈,「遺伝カウンセラー」の職能の定義は,その時代背景に応じて変化してきた.患者や家族に最良の遺伝医療/ゲノム医療を提供するにあたり,遺伝カウンセリングの専門家である認定遺伝カウンセラーが,遺伝医療を提供するコミュニティの一員となる必要がある.そのためには,自らの職種の専門性を理解してもらい,かつ他の専門職の特性を理解し,連携していくことが重要となる.遺伝医療における専門職連携実践が能動的に実施される将来にむけ,認定遺伝カウンセラーはその専門性の確立を追求するとともに,遺伝カウンセラーが法的な根拠を持った職種となるように訴えていかねばならない.
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