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連載 遺伝カウンセリング――その価値と今後・Vol.14
がん診療における遺伝カウンセリング
Genetic counseling in hereditary tumors
田代 真理
1
Mari TASHIRO
1
1高知大学医学部附属病院臨床遺伝診療部
キーワード:
遺伝性腫瘍
,
遺伝学的検査
,
遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)
Keyword:
遺伝性腫瘍
,
遺伝学的検査
,
遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)
pp.681-685
発行日 2024年2月24日
Published Date 2024/2/24
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28808681
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◎診断目的の検査だけでなく治療選択や術式選択にも遺伝学的検査の結果が利用されるようになり,がんの日常診療のなかで遺伝の話題にふれる機会が多くなってきた.遺伝性腫瘍は自身の体質を知ることで対策のできる場合が多く,積極的に患者家族にその可能性を伝え自律的な選択ができるよう遺伝カウンセリングを行うべきであるが,遺伝性腫瘍の専門家が行う遺伝カウンセリングだけでなく,がん診療に携わる医療者が遺伝の知識を持ちサポートにあたることで,治療を支える医療者がそれぞれの職種の専門性の立場からの視点をいかした遺伝性腫瘍への関わり方や支援を行うことが望まれる.
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