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特集 家族性腫瘍—診断と治療の現況
家族性腫瘍に対するインフォームドコンセントとカウンセリング
Informed consent and genetic counseling in familial cancer
野水 整
1,3
,
竹之下 誠一
2,3
,
阿部 力哉
3
Tadashi NOMIZU
1,3
1星総合病院外科
2福島県立医科大学第2外科
3東北家族性腫瘍研究会
キーワード:
家族性腫瘍遺伝カウンセリング
,
遺伝性腫瘍
,
遺伝子診断
Keyword:
家族性腫瘍遺伝カウンセリング
,
遺伝性腫瘍
,
遺伝子診断
pp.605-610
発行日 2001年5月20日
Published Date 2001/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904451
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家族性腫瘍におけるインフォームドコンセントに必要なものは,癌の告知をはじめ正確な診断と病態,疾患と治療法の説明をすべて隠さずに行うことであり,患者の質問に対応できるだけの専門的知識を主治医が有することが,患者—医師の信頼関係を固きものへと導く.
家族性腫瘍遺伝カウンセラーが育っていないわが国の現状では,主治医がこの信頼関係に基づいて患者および家族の人権尊重を最優先させて,遺伝性腫瘍および遺伝子診断に対するカウンセリングを行わなければならない.
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