連載 医療システムの質・効率・公正――医療経済学の新たな展開・Vol.24(最終回)
健康・ウェルビーイング志向の社会システムづくり
今中 雄一
1
Yuichi IMANAKA
1
1京都大学大学院医学研究科医療経済学分野,同学際融合教育研究推進センター超高齢社会デザイン価値創造ユニット
キーワード:
健康志向の社会システム
,
地域共生社会
,
経済競争力
,
産官学民協働
,
データ駆動の健康まちづくり
Keyword:
健康志向の社会システム
,
地域共生社会
,
経済競争力
,
産官学民協働
,
データ駆動の健康まちづくり
pp.673-680
発行日 2024年2月24日
Published Date 2024/2/24
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28808673
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Summary
人々の健康の維持・向上に医療の果たす役割は大きいが,健康は医療以外のいろいろな要素により支えられている.一方で,超少子・超高齢・人口減少社会の進展により,医療をはじめとする社会保障財源の確保,および医療・介護の働き手の確保は,ますます難しくなっていく.財源,資源が逼迫していく傾向にあるというこの危機的状況は,社会のデータやAI等の発展と相まって,人々の健康・ウェルビーイングを正面から系統的に実現する社会づくりへと駆動し変革する,またとない貴重な機会と捉えられる.
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