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連載 医療システムの質・効率・公正――医療経済学の新たな展開・Vol.21
介護労働市場の状況と介護・福祉人材をめぐる政策動向
Long-term care workforce：recent shortages and policy trends
堀田 聰子
1
Satoko HOTTA
1
1慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科
キーワード：
介護保険
,
介護従事者
,
介護労働市場
,
人材確保
Keyword:
介護保険
,
介護従事者
,
介護労働市場
,
人材確保
pp.305-310
発行日 2024年1月27日
Published Date 2024/1/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28804305
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Summary
介護保険事業に従事する介護職は2021年度に215万人にのぼった．第8期介護保険事業計画に基づく推計によれば，2040年には約280万人が必要になるとされ，介護人材の確保は喫緊の課題となっている．本稿では，まず介護職とその養成体系，介護労働市場の状況を整理する．そのうえで，近年の介護・福祉人材確保施策の潮流を，資格要件や研修の見直し，量・処遇への関心，介護サービスの質と介護従事者の資質，量と質の好循環に向けた模索として時系列で概観する．
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