Japanese
English
TOPICS 再生医学
剣山式バイオ3Dプリンタ
-――安全な再生医療を目指して
Kenzan method
――For safe regenerative medicine
樫本 翔平
1,2
,
中山 功一
1
,
馬渡 正明
2
Shohei KASHIMOTO
1,2
,
Koichi NAKAYAMA
1
,
Masaaki MAWATARI
2
1佐賀大学医学部附属再生医学研究センター
2同整形外科
pp.527-528
発行日 2023年11月18日
Published Date 2023/11/18
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28707527
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近年,再生医療研究は世界中で発展を遂げており,実際に幹細胞移植療法や多血小板血漿(platelet-rich plasma:PRP)療法が臨床現場で実用化されている.Langerらは1993年に「Tissue engineering;組織工学」の概念を定義し,「細胞・成長因子・足場材料(スキャフォールド)」を,立体的な臓器や組織の作製に重要な3要素として提唱した1).しかし,当初はスキャフォールドの表面にしか細胞を播種することができず,細胞の分布や濃度勾配のコントロールが困難であった.そこで近年では,バイオ3Dプリンティング技術が注目されるようになってきた2).
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