整形トピックス
バイオ3Dプリンタを用いた臓器再生への取り組み
樫本 翔平
1,2
,
吉里 広
1,2
,
野中 俊宏
1,2
,
村田 大紀
1
,
中山 功一
1
,
馬渡 正明
2
1佐賀大学医学部附属再生医学研究センター
2佐賀大学整形外科
pp.857-857
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_857
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再生医療研究はめざましく発展しており,臨床現場では幹細胞移植療法や多血小板血漿(PRP)療法がすでに実用化されている.近年では,立体的な臓器や組織を作製するための研究がすすめられており,細胞・成長因子・足場材料(スキャフォールド)が重要な3要素とされている1).しかし,当初はスキャフォールドの表面にしか細胞を播種することができず,複雑な組織構造体の作製は困難であったことから,細胞の分布や濃度勾配を制御するためにバイオ3Dプリンティング技術が注目されてきた2).
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