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English
第5土曜特集 生体イメージングの最前線――絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開
はじめに
Introduction
石井 優
1
Masaru ISHII
1
1大阪大学大学院医学系研究科感染免疫医学講座免疫細胞生物学教室
pp.309-309
発行日 2023年7月29日
Published Date 2023/7/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28605309
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- Abstract 文献概要
アンリ・ポアンカレはその著書『科学と仮説』のなかで,「自然が美しくなかったならば,自然は労して知るだけの価値がないであろう」と述べている.そう,確かに自然は美しい.アルプスの大自然と同じく,われわれの体の内部の “小自然” も美しい.ただし,その美しさは見た目の審美的な美しさだけでなく,ポアンカレが感じたであろう公理の美しさも秘めている.生体イメージングは視覚的にもその魅力を伝える芸術写真を生み出すだけでなく,生体イメージングでしか迫れない,体の深淵に潜む自然の摂理を新たに解き明かすことができる.
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