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第5土曜特集 mRNAワクチンやゲノム編集で注目が集まる遺伝子治療
遺伝子治療技術を用いた疾患治療
眼科疾患に対する遺伝子治療
Gene therapy for intractable ocular diseases
池田 康博
1
Yasuhiro IKEDA
1
1宮崎大学医学部感覚運動医学講座眼科学分野
キーワード:
レーバー先天盲(LCA)
,
網膜色素変性(RP)
,
加齢黄斑変性(AMD)
,
薬事承認
Keyword:
レーバー先天盲(LCA)
,
網膜色素変性(RP)
,
加齢黄斑変性(AMD)
,
薬事承認
pp.414-419
発行日 2023年4月29日
Published Date 2023/4/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28505414
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眼科領域の遺伝子治療研究は,その他の領域に比べるとスタートが非常に遅れていたが,近年,その臨床応用は加速している.現時点で治療法のない遺伝性の希少疾患である網膜色素変性(RP)などの網膜ジストロフィ(IRD)だけでなく,滲出型加齢黄斑変性(AMD)などといった標準治療がすでに確立されているような疾患にも適応が拡がっている.遺伝子治療が網膜の難治性疾患に対する標準治療となる時代は遠くないようである.本稿では,臨床試験が現在進められている眼科疾患ごとに,その進捗状況を紹介する.
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