Japanese
English
連載 医療DX――進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識・Vol.12
不眠医療のデジタルトランスフォーメーション
Digital transformation of insomnia medicine
山本 慎太郎
1
,
吉田 政樹
1
,
柏木 香保里
1
Shintaro YAMAMOTO
1
,
Masaki YOSHIDA
1
,
Kaori KASHIWAGI
1
1スリープウェル株式会社
キーワード:
不眠
,
治療アプリ
,
脳波
,
うつ病のバイオマーカー
Keyword:
不眠
,
治療アプリ
,
脳波
,
うつ病のバイオマーカー
pp.895-900
発行日 2023年3月18日
Published Date 2023/3/18
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28411895
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
◎睡眠-覚醒障害は7群に大別され,70種類以上に分類されている1).不眠症は成人の8~10%,睡眠時無呼吸症候群は成人の2~5%が罹患しており,どちらも多くの医師が日常的に出会う,罹患頻度の高い疾病である.睡眠時無呼吸症候群の診断には客観的な生理指標をもとにした検査があり,治療方法の選択肢が一定用意されている.一方,不眠症は問診により診断し,治療方法も日本では薬物療法が優先され,選択肢は限られている.本稿では,罹患頻度の高い不眠症の診断・治療における最近のデジタル医療の取り組みと,不眠を高効率に併発するうつ病の新たなバイオマーカー探索について概説する.
Copyright © 2023 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.