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特集 行動嗜癖――ギャンブル障害・ゲーム障害等の実態と対策
ギャンブル行動症
ギャンブル行動症の予防と対策
Prevention and intervention strategies for gambling disorder in Japan
小原 圭司
1
Keiji KOBARA
1
1島根県立心と体の相談センター
キーワード:
ギャンブル等依存症
,
ギャンブル等依存症対策基本法
,
ギャンブル等依存症対策推進基本計画
Keyword:
ギャンブル等依存症
,
ギャンブル等依存症対策基本法
,
ギャンブル等依存症対策推進基本計画
pp.608-619
発行日 2022年11月5日
Published Date 2022/11/5
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28306608
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2016年12月に成立したIR推進法(特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律)の附帯決議で,政府に対して “ギャンブル等依存症患者への対策を抜本的に強化すること” が求められたことを契機として,ギャンブル行動症に対する予防・対策が急速に進んだ.2018年7月にはギャンブル等依存症対策基本法(以下,基本法)が成立し,2019年4月にはギャンブル等依存症対策推進基本計画(以下,基本計画)が閣議決定された.都道府県のギャンブル等依存症対策推進計画策定も努力義務とされている.基本法では,①教育の振興等,②ギャンブル等依存症の予防等に資する事業の実施,③医療提供体制の整備,④相談支援等,⑤社会復帰の支援,⑥民間団体の活動支援,⑦連携協力体制の整備,⑧人材の確保等,⑨調査研究の推進等,⑩実態調査,の10の基本的施策が規定されており,これに沿って具体的な予防・対策が進められている.基本計画は3年ごとに見直すこととされており,2022年3月には第二次の基本計画が閣議決定された.
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