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特集 行動嗜癖――ギャンブル障害・ゲーム障害等の実態と対策
ギャンブル行動症
ギャンブル障害は誰が “治す” のか
-――社会資源を知り連携する必要性
Who “Cures” gambling disorders
阿部 かおり
1
,
佐久間 寛之
1
Kaori ABE
1
,
Hiroshi SAKUMA
1
1独立行政法人さいがた医療センターアディクション(依存症)診療部門(Sai-DAT)
キーワード:
回復支援
,
連携
,
相互交流
,
問題解決しない事例検討会
Keyword:
回復支援
,
連携
,
相互交流
,
問題解決しない事例検討会
pp.603-607
発行日 2022年11月5日
Published Date 2022/11/5
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28306603
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依存症治療は医療機関単独では完結しない.さまざまな社会資源との多機関連携が必須である.また,依存症治療は時に年単位の時間がかかるため,治療からのドロップアウト防止が課題である.患者本人が自発的に受診・相談に訪れることは少ない.そのため,治療につなげるにはひとつでも多くの相談窓口を設け,有機的な連携が必要である.連携とは “バトンを落とさず,次のランナーに渡すこと” である.リレーが続くなかで,どこかの時点で回復のチャンスが訪れる.
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